デザイナー小太刀御禄の頭の中

理系がデザイナーになって思う理系文系問題

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理系エンジニア、文系エンジニアの対立が激しい昨今、如何おすごしでしょうか。
わたくしはデザイナーなので実際対立があるか何かは知らないですが、日本では理系文系の間に壁があるように感じます。
欧米では理系文系を日本ほど分けないそうですね。

結論から言うと“理系文系はどうでも良い”
理系っぽい、文系っぽいはあると思うのでその人の構成要素。スパイスくらいに思ってる。

かくいう私も高校までは理系でした。
数Ⅲが苦手だったので、ガチガチの理系というより生物学と電気が好きな理科寄りの理系。
今でもイラストの原型は生物スケッチだと思うし、何より答えがないものが苦手です。
答えや理由を求めてしまうので、美術学生の時はよく注意された。

理系でもデザイナーになれた

学生時代は『君は何でそんな難しく考えるのか』とアートの先生に言われた事を覚えています。難しい事なんて考えてなくて、ただ答えが知りたいだけでした。
しかし、それは美術の人(ここでは当時の先生)の考え方ではなかったようで対立してしまったんですね。
理系は答えを知りたがる、白黒はっきりしないと嫌がると言われますが典型的なまさにそれ。

そんな理系な美術学生は美術学校卒業後、IT企業のwebデザイナーになります。
はじめは業務としてデザインを行っていたのですが、デザインにのめり込んでいきました。
それは何故か、理由は簡単で目から入る情報で人に伝える事の面白さに気づいたから。
それは錯覚だったり、人間の心理だったり、人間の目の見え方だったり。色んな法則や現象に気づき始めて少しずつ自分なりの勉強を始めました。
“なぜなになんで”は私がデザインをする時の呪文のようなもの。
プロダクトに対するコンセプトやクリエイティブの理由、バックヤード。どういう効果を持たせているのか。
こういうものがとても面白いし、興味があるのです。

感覚だけで作るアーティスティックなデザインもあります。それは私にはできません。
私はやっぱり法則やルールが好きだ。生物学が好きだ。
理系脳だ、文系じゃない、美術(ここではアート要素が強いのかも)向きじゃないとよく言われたけど、自分の理系っぽいところをポジティブにとらえたところ一気に楽になり、そして自分のプロダクトの需要やあり方が見えてきました。

理系でもイラストレーターになれた

私は自分でも痛いほど分かってる事がある。それはデッサンが苦手だと言う事。
学生時代は美術の先生に褒められる事は殆どありませんでした。特に絵に関しては『よく書けてるんだけどね…』とぼかされる。
ただ、理科の先生はよく褒めてくれた。主線がはっきりしていてよくできたスケッチだと。
必要な要素をしっかり書き込んでいると。
多分これが私にとって絵とは何かと考えるようになったファーストコンタクト。

デッサンが苦手なのは業務上、不利な事もあるので精進はしていますが…
私はやっぱりスケッチ画風だと思います。もうこれはしょうがない。あの時葉脈を描くのも、メダカを描くのも楽しかったのだから。そこが技術として伸びてしまっただけ。

そう思って自分が気持ち良い画風を模索して今があります。
今でも小学生の時に書いた生物スケッチから進歩してないな、と思う部分が有りながらも画風や世界観だと思って昇華してこれました。

結論、理系とか文系とかどうでも良い

私自身答えがないと気持ち悪い、すぐに箇条書きで物を言い始める等々。色んな理系っぽいと言われるところがあります。
いわゆる文系からしたら嫌な理系の部分かもしれない。
アーティスティックなものを見ても“何故すばらしいか”を考えて分解しようとする、ひねくれものだと思うでしょう。

でもね。
それをプラスだと思って昇華させれば理系でもデザインやってるよ。
なので、理系文系争論とかどうでもよくて出来る限りプラスにとらえていけば理系でも美術職はできるし、文系でも最高のエンジニアになれると思う。

おまけ:歴史すら理系教科に思える

歴史も丸暗記してなかった学生時代。流れで覚えて、証明問題を解くように勉強してました。
人間がどう思って反逆を起こしたのか、その理由は何なのか。
そうする事で流れと原因が分かるので変化球な問題がきても解く事ができます。

これ、当たり前にやってたんだけど独特だと指摘されて初めて気づいた。
自分の性格や特性が分かると勉強方法や業務の方針が分かってくるので面白いなーと思う。

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