デザイナー小太刀御禄の頭の中

水底に沈んだ名城 古河城

みなさん、お城といったら何を思い浮かべるでしょうか?

大阪城、安土桃山城、姫路城……
どれも教科書に載っている様な有名で立派なお城です。

関東のど真ん中に位置する古河市。
かつては下総として、そして現在は茨城県に属するこの町にもお城がありました。
いつの時代に出来たか分からぬ三階櫓の立派な古河城は、明治の世を迎え古河の町を水害から守るために渡良瀬川の水底へと沈む事となります。

古河公方御座555年という歴史ある古河城。
そんな謎に包まれ、そして長い戦乱の世を見てきた古河城の企画展が古河の歴史博物館で行われています。

私も休日に展示を見に行きました。
歴史博物館近辺は鷹見泉石博物館をはじめ、風景にも恵まれています。
紅葉の季節、歴史博物館の横の木々も綺麗に色づいておりました。

 

 

 


この古河城展は古河公方御座555年、そして古河の歴史博物館開館20周年を記念して行われました。
研究段階である古河城の謎は多く、今でも残された資料から研究が進んでいるのですが資料が少ないそうです。
魅力的な名城だと思うのですが、謎が多く解明が難しいのが現状であります。

その少ない資料から読み解かれた古河城を、この区切りである年に展示しお披露目するという趣旨だと書かれていました。
正直な話、資料自体も乏しい展示。
展示内容も古地図を並べ、現代の地理やその時の状況と照らし合わせるものが多かったように感じます。
この古河城展は研究の発表にフォーカスを当てているからか、研究資料を読み解くような展示でした。

有名な城に比べたら研究結果から得られる内容は乏しいかもしれません。
しかし、研究段階から新たな発見が見つかる過程を見る事が出来るかもしれない。
そう思うとわくわくしてならないのです。

次から次に飛び込む資料や出土品、古文書。
どれも刺激的で、謎を秘めていて、一言で言うなら“ミステリアス”。

脳を活性化してくれる様な展示は楽しかったです。
古河城の歴史は多少なりですが知っているので、自分の知識の答え合わせ、そして新たな知識との出会い。

それが古河城展でした。

そして、例年の企画展より豪華なパンフレット!

内容も古地図や研究結果が満載で満足です。
奥に見える雪華模様のパンフレットは後日紹介しますね♪
古河の歴史博物館は、過去の企画展のパンフレットも売り切れていなければ購入可能なのです。

古河の歴史博物館の入り口を抜けると碑が一つ見えます。

そう、古河の歴史博物館も史跡の1つ。
古河城の諏訪曲輪(出城)があった場所なのです。
そして、歴史博物館の横にある噴水は古河城の堀の形を利用してつくられています。

歴史、ロマン、そして四季が色づく街・古河。
古河城は利根川の水底かもしれませんが、今でも歴史浪漫を感じられる街の一つなのです。

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▼古河歴史博物館
http://www.city.koga.ibaraki.jp/rekihaku/

9:00~17:00(入館は16:30まで)
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※詳しくは古河歴史博物館のサイトをご覧下さい。

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