オタクのエゴが詰まったプロダクトは死ぬほどつまらない

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なんとも攻撃的なタイトルだろう。しかし、私がプロダクトを作る時の合言葉だ。
もっというと「オタクのひとりよがりなエゴが詰まったプロダクトは死ぬほどつまらない」だろうし「感性の合うオタクのエゴが存分に詰まったプロダクト」は私にとっては家宝にしたいくらいのヒットだ。

オタクというのはそのジャンルが好きで好きで、三度の飯より大好きで。
その知識は広く浅く、そして狭く深く持っています。
そしてその知識をもって想いとエゴをシャッフルして作り上げられたプロダクトは、オタク以外にはささらないものであることが多いです。

 

例えば、歴史オタクの私が好きをゴリ押してプロダクトを作ろうとしたら…

ここで有馬新七という偉人を例に出しましょう。

歴史好きの方にはおなじみの有馬新七ですが、歴史にさほど興味のないみなさんはどのような感じでしょうか?
有馬新七は幕末に活躍した薩摩藩士。
薩摩の吉田松陰と親しまれ、彼の出身地である鹿児島の伊集院では大事にされている偉人です。
鹿児島好きな私にとってはメジャーな人物ですし伊集院のお墓を訪ねるくらいには好きな薩摩藩士の一人です。

が、一般的な知名度はどうでしょうか。
今回は関心度を図るツールとしてgoogle Adwordsを使用します。

有馬新七の月間検索ボリーム数。
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なんと210回。
有馬新七なんてことだ。いや、正直なところもう少し検索数があると思ってました。
薩摩の吉田松陰ですよ。国を動かそうとした男なんです。ショック。

 

比較するために有馬新七が活躍した同時期、幕末の英雄土方歳三の月間検索数を調べてみましょう。
ちなみに私は西多摩育ちなので、新撰組にも思い入れがあります。

 

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なんと40500!
その差、約190倍!!

なんという。
かの土方歳三の威力はさすが多摩の至宝。

 

注目度や認知度はgoogle Adwordsだけで測れるものではないですが、google Adwordsの検索数だけで見ても人物によって世間からの注目度はこれだけ違うのです。

 

そのクリエイティブは誰に向けているのか

例えばオタク向けのさらにニッチ層向けなら知名度の低い人物や事柄をチョイスするのはありかもしれません。
そこにニーズがあるから。

しかし、ライト層や一般層を取り込むとしたらあまりにニッチすぎると伝わりません。
伝わらないどころか目もとめてもらえない。
それは製作者の想いが詰まっていようといまいと関係ないのです。
伝わらない想いなどただのエゴなのかもしれない。

 

ニッチなものを広めるクリエイティブだってある

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さて、ここで問題なのは私たちクリエイターはファンや購入者層のボリュームがあるジャンルだけを題材にものを作っているわけではないということです。
「認知度が低いものを知ってもらうためのクリエイティブ」「知名度がひくいものを広報するためのクリエイティブ」を作ることが往々にしてあります。

言うなればさきほどの検索ボリュームを月間210から40500まで引き上げるようなクリエイティブです。ざっくりすぎる表現ですけど。

その場合は知名度が低い状態からターゲットに受け入れてもらうための戦略を考えないといけません。
例えばキャラクターだった時は、可愛いキャラクターにするのか、乙女ゲーム風のキャラクターにするのか。
ストーリーを小説で伝えるのか、親しみやすくコミカルな漫画にするのか…

この時に決してやってはいけないのは「私が好きなものはみんな好きに違いない」とエゴを詰め込んで独りよがりなクリエイティブを作り上げてしまうこと。

私の感性は一般的なのか、受け入れてもらえるのか。
伝わるのか、目標に対して的確なアウトプットなのか…マーケティングをした上で自分の感性を信じてあげるのが大事だと思うのです。

 

嗚呼、オタクのエゴが詰まったプロダクトは死ぬほどつまらない

偉そうなことを言っているが、私がこれに気づいたのはそんなに昔ではなくて。
クリエイターを志した頃はそんな誰にも伝わらないエゴが詰まったクリエイティブをトライアンドエラーし続けていたのです。このブログは自戒の意味を込めて。

 

イベントで登壇するよ

そんなこんなで私が歴史を題材にしたキャラクターをつくり方をお話しする機会をいただきました。
茨城県古河市の歴史普及活動でおなじみ「古河史楽会」と公開の情報交換会を開催します。

 


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歴史会議 こがにゃんこ☆古河史楽会 ~HOW TO ENJOY HISTORY~
https://www.facebook.com/events/1570561839862705/

※招待がなくても参加可能です。
当日参加OK!
ただし収容人数はMAX50人ほどですので、イベントページで参加表明をしてくださった方が優先となります。

■日時
2015年5月17日(日)
13:00〜17:00
※開催時間の変動がある場合があります。詳しくはFacebookのイベントページを確認してください。

■場所
古河地域センター はなももプラザ
会場:屋台ホール
http://www.city.ibaraki-koga.lg.jp/0000003341.html
古河市横山町1丁目2-20

なんと「あぐかる」にも登場した山車のある部屋が会場です!
こちらの会場、入ってみたかった場所なので感動です!!


 

タイトルは今のところ「歴史をテーマにしたキャラクターの作り方(仮)」の予定。
お近くの方も、そうでない方も観光と一緒に遊びにきてくださいねー

 


誰のためのデザイン?

 



イラスト、キャラクター開発、講演、茨城や歴史に関するお仕事を受け付けております。
まずは「お仕事の依頼」よりご連絡ください。