デザイナー小太刀御禄の頭の中

私が桜Exhibition2015に出さなかったわけ

タイトルは釣りです。ちょっと昔話と勝手な先輩風をふかさせてください。

2009年からスタートした桜Exhibition。桜Exhibition2016はお休みだそうです。
桜Exhibition:http://sakuraexhibition.com/

私も2009〜2014まで毎年コンスタントに出展していました。そんな桜Exhibitionがお休みなのはとても悲しいですがパワーアップして帰ってきてくれることを願って。
勝手に桜Exhibitionに思うことにあわせて自分の7年を振り返ろうと思います。

 

2008年で飛び込んだ展示の世界

イラストレーターとしての仕事のスタートは2007年。デザイナーとして就職した年である2008年に展示活動をスタートさせます。
当時の私はイラストレーター1本になりたかったものの、まずは社会人経験だとIT企業に就職します。

どんどんと絵を描かなくなる自分が嫌で、月に1回はどこかで展示をしようと決めて展示をしまくっていた時期です。
仕事柄、会場に行けないものも多くありましたがほぼ月1で展示をしていました。そんな中で出会ったのが桜Exhibitionの主催の一人である彩さん。
忘れもしない12月の展示で「お花見やりましょう」といわれて二つ返事をしたのが桜Exhibitionのことでした。

ここに書いていない展示もあるのですが、2011年までは作品を制作と発表を目的に精力的に展示に展示をしていました。
http://blog.kodachi369.net/works

 

2009年、桜Exhibitionの第1回

当時は20代前半。桜Exhibitionに参加しているメンバーの中でも最年少組でした。
周りはほとんどお兄さんお姉さん。当時の私は仕事を得るために展示をしているというのは副次効果で、とにかく作家の友達が欲しかったのを覚えています。
自分より一歩も二歩も三歩も先を行く先輩方のお話はとても刺激的でした。

私が年上に見られるというのもあるかもしれませんが、一歩も二歩も三歩も行く先輩たちが今でも仲間のように扱ってくれるのはとても嬉しいです。
自分の年齢を気にせずに目標を設定し、進むことができるのは先輩方と肩を並べようと必死だった頃に起因します。ああ、懐かしい。

昔の私を知ってる人は「昔はもっとギラギラしてたね」って言われるのですが、これがとても恥ずかしい
ついていくのに必死だったんです。笑

 

毎年出ていた桜Exhibition。私の作品が評価されないような気がする苦悩

前段でも書いたように2011年まではコンスタントに展示をしていました。このあたりから自分が作家として悩み始めることになります。
自分の8頭身の絵、アート絵と言われるものが評価をされない(気がしているという)ことです。評価というのはやんわりとしていて、賞歴がないことも各種クリエイターポータルサイトでの反響でも全てにおいてです。
(これ、口に出すか悩んでいたのですが昨日の桜Exhibition新年会で彩さんやヨシミさんに言っちゃったので書いちゃいます。笑)

好きで描いていた絵に評価を求めるなんて、と自分を責めることもあったのですが人間はわがままなものでやはり反応が欲しいんですね。

2011年あたりで展示が減ったのはAndroid界隈に出入りするようになったこと。
就職したIT企業で、サービス開発が楽しくなってしまった私はついにイラスト制作の枚数を減らしてでも開発者コミュニティに飛び込んでしまったわけです。学生時代はイラスト1本でやりたいと言っていたのにサービス開発が面白くてイラストとサービス開発2本柱にしていくのを選んだ時期です。

それでも絵を描くのは好きだ、描くのをやめたら終わると2014年まで桜Exhibitionだけは出し続けました。
ちなみにその後、2013年くらいに色々な公募に出してぼちぼち賞をもらいました。
この結果、賞歴は流れ弾みたいなものだと。私は狙って賞をとれるほど器用ではないから肩の力を抜いて絵を描いていこうと決めました。
何ごともトライ&エラーで、1つに固執せずに他の世界に飛び込むのも大事ですね。

 

桜Exhibition2015に出さなかった理由

釣りタイトルですね。これは決して悪い理由ではないのです。
2014年の夏にリリースした「茨城県古河市非公認ご当地キャラクター こがにゃんこ」に私のリソースを注ぎ込むためでした。

「桜Exhibitionのエントリー費用と作品制作の時間があったらこがにゃんこで何ができるだろう」と思ってしまった時に、今やるべきことはアートイラストではなく、こがにゃんこというプロダクトを伸ばすことだと思ったんです。
なのであっさりと桜Exhibition2015への出展はやめました。

結果、2015年はアートイラストの活動はごく最低限、展示に至っては皆無になりました。
他の業界の方から「もう桜の時期に描いてたアートイラストはやめちゃったの?」と言われた時に、コンスタントに作品発表をすることが大事だというのも痛感しました。
幸い、2015年はアートイラストでの仕事も充実しており作品を発表する機会には恵まれた幸運の年ではありましたが自発的なアートイラスト発表ってどんな形であれとても大事なのです。

 

初めて桜Exhibitionに出したときに比べたら、後輩がたくさんでてきた

ごくたまに私に憧れてくれる方がおりまして。なんだかむず痒いのですが、数年も活動していると後輩というのが登場します。
そうなった時に、いつまでも同じ展示に出続けるのがいいことなのかどうかというのは本当に悩みました。
常に新しいことに挑戦し続けるのがいいのではないのか、現状維持はよくないのではないのか。
そういう思いもあって桜Exhibition2015はすぱっと出るのをやめて、「ご当地キャラクターと地域デザイン」という未知の世界に飛び込むことにしました。

私自身、他の作家にとやかく言えるような人ではないというのは重々承知ですが。
やっぱり人は常に新しいことを吸収し、挑戦するのが良いと思っているのです。現状維持は衰退の始まりだと、何となしに思っています。

 

桜Exhibitionに出て良かったことと、「後輩」に伝えたいこと

桜Exhibitionに6年連続で出て良かったこと。それは作家の友達ができたこと。
何より描き続けたことで作品制作と展示に対しての壁がなくなったことだと思います。作品を作るたびに自分の世界観と向き合って「小太刀御禄」の絵を探していました。
あと、幾分かはイラストも上達したかな?幾分かね、幾分。
桜Exhibitionに出展しようと思って悩んでいる人は復活した時に出せるようにしておくと良いと思います。個人的に悩んでいるのは時間の無駄だと思っていて、どうせ悩むなら「どんな作品を出すか」で悩みましょう。

最後に2007年〜2014年までの桜Exhibition出展イラストのまとめでしめたいと思います。コンスタントに作品を発表することの大事さが伝われば何よりです。

2009年
http://2009.sakura-ex.info/profile_12.htm
4537069_p0
愛し、君

4536897_p0
散り逝くことなかれ

2010年
http://2010.sakura-ex.info/profile_12.htm

27_00000000646
独楽

27_00000000647
Another

2011年
http://2011.sakura-ex.info/profile_12.htm

32_00000001017
SAKURA

32_00000001018
TSUBAKI

2012年
http://2012.sakura-ex.info/profile_12.htm

7_00000001109
櫻乙女

2013年
http://2013.sakura-ex.info/profile_12.htm
sakura_2013

2014年
http://2014.sakura-ex.info/profile_12.htm

93_00000001599
決別の鎌子

自己満足ですが、とても楽しい振り返りでした。

 

最後の最後

振り返ってみて思ったのですが、来年は2017年はイラストレーターを初めて10年なのですね!

今となっては学生時代〜イラストレーターをはじめたことには思ってもみなかった「茨城のいいところを勝手に広報する」という活動をしています。
10周年は何かやりたいなー。あくまで私の10周年なのでこがにゃんこもまぜつつ「一人茨まつり」をやるときなのかなーとか思ってます。

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