歴史雑談禄「腹立てずの会 vol,1」で泉石日記のLTをした話

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歴史雑談禄(webサイト/twitter)といえば歴史界の巨大勢力の一つ。
そんな歴史雑談禄さんの初イベント「腹立てずの会 vol,1」でLT参加してきました!

ちなみに腹立てずの会の元ネタは黒田長政が短気で部下の誰も物を物申せなかったことから、「何言われても腹立てん!だからみんな意見をくれ」という意図で家中で催されていた会です(ざっくり)
歴史雑談禄の「腹立てずの会 vol,1」も古今東西問わず、真面目すぎず、ガチすぎず、ゆるすぎず、どんなクラスタにとってもいい塩梅の歴史系イベントを目指しているそうです。
今回は東の歴史雑談禄、西のカツイエ.com、そして日本のものづくりの現場を応援するしゃかいか!がコラボ。
この時点で豪華です。

こんな豪華な会のLT依頼をうけとれるというのは至極光栄。
そしてLTの依頼を受け取った時に聞かされたテーマは「歴史の影」

 

古河と泉石と歴史の影

影…影……

そうだ、鷹見泉石とシーボルトの話をしよう。シーボルトといえば、そう女ぐ…ではなくシーボルト事件!
ざっくり言うと国外持ち出し禁止の地図を、シーボルトが持ちだそうとして見つかっちゃったあれです。
この時関わっている高橋景保(かげやす)は処刑をされています。
鷹見泉石も自身が制作した「日光駅路里数之表」をシーボルトに手渡しているのです。

「日光駅路里数之表」は江戸から日光までの宿場町とその距離と書いたもの。
地図かといえば微妙ですが、地図を「日本国内の場所と距離感がわかるもの」と定義するならグレーゾーン。
そんな危ない橋を渡った鷹見泉石はどのような状況だったのでしょうか。

鷹見泉石といえば60年つけ続けた泉石日記。
出来事をW5H(いつ どこで だれが どうした)をしっかりと書いていると言われた日記。
これならきっと書いてあるに違いない。

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というわけで泉石日記を全巻購入した。(運命かと思うほどのタイミングでお値打ちなものを見つけました!)

結果としては泉石日記にはシーボルト事件にはふれられていないそうで(古河の郷土史家さん談。実際に見て見たくて泉石日記をフルセットで買ってしまった)もともと古河の郷土史家さんに聞いたようにオランダ人との交流が盛んだったとされる時期の日記は欠落しています。なにこれすごい!
シーボルトもとても魅力的な人で、ドイツ人なのにオランダ人として日本に入国、あまりのオランダ語の発音のおかしさから日本人もあやしむのですが、「俺、オランダの山の方の出身。つまり山オランダ人!」とかいうんですよ。オランダには山ないのに。
そんな江戸時代の歴史の影の話をしてきました。

発表前に鷹見泉石について知ってる人を手を上げてもらったのですが、参加者からは手が上がらない状態。
古河の人としては悲しいですが、古河の歴史を普及、そして興味を持ってもらうためにやっているのが「茨城県古河市非公認ご当地キャラクター こがにゃんこ」
そして私は私の活動を通じて、歴史にもっと親しみをもって楽しんでもらいたいので、今日のLTで鷹見泉石のこと、シーボルトのこと、そして当時の江戸時代のことに興味を持ってもらえたなら嬉しいと思う次第です。

 

豪華なLT登壇者たちの十人十色な視点

運営堂 森野誠之
LT 1「キャラ顔で論じる『信長の野望』の影~素人風のパワポで~」

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純粋にすごく面白かった!さすがトップバッターの内容でした。
実は信長の野望は全国版をスマホでやっただけという、歴史ゲームは無双派の私です。KOEIは封神演義もやった。
キャラ顔で使いまわされてるやつとか、同じ絵が使われているやつとか。
しょっぱい顔から、驚き顔までなんだこれ展開。奥深い。

 

LT 2はみろくなので割愛。
泉石もいいし、シーボルトも魅力的だよ。

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LT 3「モノづくりは一日にしてならず ー地勢や歴史がモノづくりをつくるー」
勅使 純雄

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歴史界のアルピニストてしさん。知識も本当にすごいのですが、何より名古屋愛がすごい。
名古屋の歴史から現代のものづくりをつないでいく話。
勉強になりました。名古屋の人の「日本は名古屋が作った(どーん)」みたいな言い方すごく好きです。

 

LT4 「愚か者の丘~空弁当でピクニック~」
山崎 “オヤジギャガー” 功史

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ギャガーお得意の毛利もとい、小早川ネタ。
ギャガーは本当にエンターテイナーだと思います。ギャガーの発表はいつも毛利家(もとい小早川が)が楽しく学べます。
恵瓊ちゃんやばい。恵瓊ちゃんまじコンサル。
そして毛利軍はやっぱりキャラが濃くて面白いですね。元就は本当に偉大だったんだなーと実感。

 

LT 5「泣くまで待とうホトトギス ~家康公は何を待っていたのか?~」
RYO!

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株式会社DO THE SAMURAI(http://dothesamurai.com/) 総大将のRYO!さんのLT。
おもてなしの話とかすごくいい話で、勉強になりました。松陰神社でツアーをしているRYO!さんならではの面白さ。
家康が待っていたものは…これは会場も納得の答えでした。こういう予想もの、すごく楽しめますね。

 

歴史のあれやこれやメインセッション

メインセッション「社会見学の中に歴史を見た!の話 日本刀の巻」
加藤 洋

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しゃかいか!(https://www.shakaika.jp/)は大人の社会見学ではなく、ガチで勉強に行っているんだという熱さが伝わってきました。
現代で刀鍛冶になるというのはすごく大変という話や、刀は武器か美術品かという話は考えさせられました。
みろく個人としては刀ってやっぱり武器だけど、美術品でもあると思うんです。
日本の刀について知って、さらに考えるいいセッションでした。

 

メインセッション 「歴史メディアの運用術 ~ 更新はつらいよ、楽しいけれど」
五十嵐 利休

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月刊188万PVを達成したBUSHOO!JAPAN(武将ジャパン)(http://bushoojapan.com/)の編集長のセッション。
実際はメディアの運用術じゃなくて、自分の地元のお殿様の話や、次にあげる記事の話など。
編集長の頭の中を覗けるようなセッションでした。地元のお殿様ネタいいですね。郷土愛感。

 

メインセッション「歴史大好きおじさんの笑顔は100万ボルト – Uターンした私が思う、地方における歴史活動の醍醐味 -」
北村 美桂

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戦国旅ブログ「カツイエ.com」(カツイエ.com)の北村さんのセッション。
北村さんの視点は独特で大好きなのですが、北村さんの歴史好きおじさんの解説面白かったー。
今回はさらに優しさを感じるセッションでした。

 

懇親会もすごかった

多くの参加者の方が懇親会に参加してくださって、いろいろなお話をしてくださいました。
私が話した方は幕末好き、源平好き、そして幅広い方が多くいらっしゃったんだけど…みなさん面白い方がたでした。
歴史好きの度合いは知識量ではないし、知識合戦(notディスカッション)ではないのでいろんな知識や歴史あるあるを話せるのは楽しいですね!

懇親会会場がなぜかタイ料理屋で…めっちゃ辛かった!!
懇親会会場をおさえてくださったボジィさんいわく『タイはおそらく後期倭寇(たぶん)から交流があり…』的な歴史ネタとともに会場情報が送られてきました。
どこもかしこもあらぬ方向から豪速球が飛んでくるような歴史ネタばかりです。

歴史好きの輪がこうやって繋がって、歴史に興味を持ってくれる人が増えるのはとてもハッピーで良いイベントでした。
第二回の開催があることを願いましょう!



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