デザイナー小太刀御禄の頭の中

参勤交代に比べると現代の通勤はゆとり

首都圏にお住まいのみなさんこんにちは。
通勤がつらい、そう思った事はありませんか?私はあります。たくさんあります。

参勤交代に比べると現代の通勤はゆとり(かもしれない)とタイトルの言いきり系をやめてマイルドにして言い直しておきますね。
そんな時に参勤交代を思い出したらどうでしょう?ちょっとは楽思えてくるかもしれません。

移動距離が日本全国区

都内近郊だと、通勤片道1時間の方も多いでしょう。通勤片道2時間という方もいますね。
東北の仙台藩8〜9日。一週間ちょい、ちょっと長い夏休みくらいの感覚。
では九州最南端、薩摩77万石だとどうでしょうか。440里(1700km)もありますので、日数にして40〜60日かかったと言われています。

バケーション並みの日数がかかってます。

これを見たら、片道1時間なんかかわいいものでしょう?2時間も可愛く思えてきますね。

参勤交代は通勤手当がない!

さて、移動距離がすごいというお話をしましたが、現代では通勤手当がありますね。
会社によっては移動距離によって変動します。手当が無い会社もあると思いますが、ある会社も多いでしょう。
参勤交代だった場合、幕府は各藩の経済的な実力を持たせないように行っているので参勤交代手当はありません。
手当どころか献上品まで用意しないといけませんからね。幕府は本気で金子を狙い撃ちしてきています。
現代でいうと、貯金して起業や転職されてはこまるから色んな項目を天引き&徴収して生活カツカツ、起業や転職不可能な状況を作るという事。ブ…ブラックだ!

時代によって変動していますが、参考までに参勤交代でかかった経費は仙台藩で3000〜5000両。1両13万だとすると現代の貨幣価値に計算すると3億9000万〜6億5000万。
九州最南端の薩摩で17000両、現代の貨幣価値に計算すると22億1000万かかっています。すごい!!
薩摩にいたっては77万石ありますから、収入もそれなりに…とは思いますがやはりすごい出費。おそろしい。

参勤交代は大名行列が必須

参勤交代ではながーい大名行列を編成しないといけません。これは大変。
しかもこの人数は幕府から決められていたそう。お金がないので大名行列つくれません!がきかないのです。
それだけの部下がいるという事ですし、長い道中は行列メンバーを面倒みないといけないのも大変なところ。

因みに721年(享保6年)の規定によれば、10万石の大名では騎馬の武士10騎、足軽80人、中間(人足)140人から150人だったそうです。(他の人数を記載した資料もありますよ!)
加賀百万石で有名な加賀藩の全盛期は4000人だったとか。小さな村が大移動している感じではないですか!

現代では大名行列は不要。大名行列のシェアと言わんばかりに連結された電車に乗って会社近くまで行けばOK。
関東で言うと、宇都宮線や高崎線、東海道線が15両編成と長めですね。現代の大名行列なのかもしれません。違うか。
因みに電車の形や路線、時間帯よって違うと思いますが参考までに現代の通勤時間の状況はと言いますと…車両1両で150人乗る事ができ、東京の本気の数値230%(上野〜品川/山手線)乗車率だと約350人。現在の山手線は11両編成なので、MAX乗り込むと約3850人。
ちょっと少ない加賀藩の大名行列だと思うと楽しくなってきますね。君も大名行列の一員だ!

金銭的な問題、人数、経費、そして移動距離を考えていると現代の通勤はちょろいものに思えてきますね。
そして参勤交代について想いをはせると1時間くらい余裕で経過すると思うので、通勤中の考え事にちょうど良いと思います!結果、通勤がちょっと楽しくなるね。

(参勤交代は支社長が年1で本社出社してるようなもの、というツッコミはなしの方向でよろしくね)

※歴史人公認ブログ隊に2014/9/18に投稿したブログの移植です(許可済み)

SNSでフォローする