デザイナー小太刀御禄の頭の中

利用規約はアクセルにもブレーキにもなる

※note「U29デザイナーのまちおこし」「猫の手も借りてる地域デザインのメモ帳」から記事を移動しました。
ちゃっかりと、タイトルを微妙に変えた。
「U29クリエイターのまちおこし」あらため「U29デザイナーのまちおこし」。
どうぞよしなによろしくお願いします。そんな今日は利用規約の話を書こうと思います。

キャラクターを生かすも殺すも利用規約次第

大きく出た副題。でも、こがにゃんこのような広めることを優先的に行い、市民に浸透することを目的としてるキャラクターにとって利用規約は生命線だと思っている。

私はデザイナーという職業柄、様々な素材サイトなどを使います。
規約は様々。場合によっては何に使うか承認を取らなければならないものもあり、正直な話手間である。
いや、クリエイターが手塩にかけて作った大事な素材を使わせていただくのからそんなことを言ってはいけないが、人間は素直なものだ。
企画書を書いて、連絡をして…画像加工も資料制作も仕事で慣れているとはいえ、やっぱり手間だ。たいへんだ。

いわゆるご当地キャラ、ゆるキャラのような一般人が使えるようなキャラクターにも利用規約があり、書類記入が必要な場合が多いのです。
仕事で慣れている私たちクリエイター職ならまだしも、それを一般市民にも押しつけるのは酷だと思った。
そんな何重にも重ねられた利用規約に守られたキャラクターを一般市民が使うだろうか?いや、ない。
それなら、できる限り自由に。使いやすく。
そして、私が本当にやってほしくないことだけは禁止する規約にしよう。

そう思って作ったのが第一弾の規約。
ひらたくまとめると「個人利用は基本的に自由に使ってOK、商用利用もただ素材をはっつけるレベルならOK。だけど、ガチで商品開発するなら有償対応するよ。不安ならメールでいいから連絡ちょうだい!」というもの。
これが功をそうしたのか、メールやはたまたFBに非常にカジュアルで丁寧な文章で問い合わせがよくきた。
こうして、こがにゃんこ誕生から数ヶ月で書籍「泉石と雪の殿様」にちょこっと掲載されたり、2015年の成人式の記念品になったり、市内の郷土史研究家の方が展示や小学校の授業で使ってくれたりしてくれたのだ。
このへんのニュースは別のnoteでお話しましょう。1つ1つが濃密なのです。

これは生まれたてのキャラクターにしては快挙。毎月訪れるニュースにびっくりしたものです。

その後、認知度の広まり方と利用規約のゆるさが凸凹になってしまったので少し本気な規約にテコ入れをすることにしたのだが、基本的には市民の方の完全非商用は自由に使ってもらいたいのでそこだけは守って行きたいと思っています。2015年3月現在。

利用規約とは何なのか

利用規約とはその権利を守ったり、自分のクリエイティブがあらぬことにならないようにするための防具である。
その防具で守るのだが、重すぎると戦えない。でも弱すぎると倒されてしまう。
キャラクターを成長させる促進剤にもなれば、枯らせてしまうかもしれない。
キャラクターにおける規約はそんな側面がある。

このキャラクターは何のためにいて、どういう成長をしてほしいのか。
キャラクターと向き合って、利用規約をカスタムさせるとそれはエンジンのようにキャラクターを前に進めてくれるのだ。

一つ注意があるとすれば、基本受け入れるスタンスでゆるすぎる利用規約は運用コストが高いとうこと。
それでも、私は連絡を書面ではなくメールやチャットという自分がなるべく負担に思わずに返すことができるツールに集中させることでそこまで負担に感じずに運用することができた。

タイピングの速さが役に立った瞬間である。

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