デザイナー小太刀御禄の頭の中

二次元と三次元が交差する「民」という言葉

※note「猫の手も借りてる地域デザインのメモ帳」から記事を移動しました。

寒かったり暑かったりとお空が繁忙期ですね。みろくです。
今日はこがにゃんこがファンのことを「民」と呼ぶ話をしようと思います。
ちょっと厨二ぽいですが、ここにもこがにゃんこの世界観を作るヒントがあります。

こがにゃんこは二次元、私たちは三次元

こがにゃんこは基本的には二次元の住人です。彼らの世界があり、お友達がいて生活をしています。
そして私たちは三次元、リアルをいきています。

twitterなどのSNS活動は彼らがリアルで行っている活動、つまりこがにゃんこの世界とリアルが交差をする瞬間です。
こがにゃんこたちは彼らの世界を生きていますし、マイペースなにゃんこたちなので彼らのペースを崩しません。
なので殿と家老のコンビはファンを親しみを込めて「民」と呼びます。
普通に生活をしていても、現代の政治家は国民のことを「民」とは呼びません。
つまり現代において「民」という言葉を人々に当てはめるのは非日常なのです。

「民」は世界観の一部になる

こがにゃんことファンの人たちを同じ世界観を共有できるように、あえてファンに総称をつけることにしました。
しゃむ位は「殿」、にゃん石は「家老」、そしてみんなは「民」としてステージを共有するのです。

最近はSNSがあるので、ファンとキャラクターがふれあえることも増えましたが、昔はそうもいかずキャラクターの世界とファンの世界が区切られていました。
世界観の共有をするにはアミューズメントパークなどリアルな世界に物理的に異世界をつくり、キャラクターを登場させるしかありませんでした。

こがにゃんこの規模ではアミューズメントパークは難しい、地元・古河をテーマパークにみたてて魂の入れ物こと着ぐるみを登場させるにしても、着ぐるみの制作や維持は大きな課題があります。
SNSを活用してファンと同じ世界観を共有するためにお互いに総称をつけ、呼びかけるという手法をとりました。

ファンに名称をつけるという現象

ご当地キャラですと、ジンギスカンのジンくんがファンのことを「羊飼いしゃん」と呼びます。
音楽の分野ではSound Horizon(通称サンホラ)がファンのことを「サンホラー」「ローラン」「国民」など、V系バンドのメリーは「仔羊」、ムックは「ムッカー」など様々な呼び方があります。

これは世界観の共有の意味や、ラベリングすることでチーム感を出しているのではないでしょうか?
そしてこうした小さな設定の積み重ねが世界観を作っていくのです。

SNSでフォローする