デザイナー小太刀御禄の頭の中

曹操と劉備の両極端なマネージメント手法

今日、職場のメンバーと飲んだ時に話題になったので少し書いてみたいと思う。
あくまで御禄の主観という前置きを置いておきます。
因みにここで用いる三国志は三国志演義です。

■劉備は言うなれば代表取締役会長

執行役社長は誰?といえば諸葛亮。
それも会長が三顧の礼でつれてきた自慢の軍師である。
諸葛亮は蜀という会社の戦略をたて、実行している。

関羽、張飛は会社設立時からの執行役役員といった形でしょうか。

 

■劉備は諸葛亮の経営に口を出さない

ここまで言うと言い過ぎかもしれませんが、基本的に諸葛亮の戦略を全て承諾しています。
諸葛亮は劉備が提示したミッションを達成するため、戦略を会社の戦略責任者として部下に指示から処罰まで実行する。
“執行”役という事です。

劉備の仕事は国を1つにまとめる事。軍人も民も全ての心を一つにするための取締役会長なのです。

 

■劉備は丸投げマネージメントである

劉備は人材を適材適所に配置し、全面的に信頼して任せるマネージメント手法をとっている。
人を動かすマネージメント。日本っぽく言うと丸投げ。
諸葛亮はじめ、関羽、張飛、趙雲…その時そのメンバーができる仕事をまかせ結果を出してきた。
できたてほやほやの小さな蜀という会社。人は少ないが全て逸材揃い。
無駄なく仕事を分配し、効率を最大化してきたのである。

劉備はそのハブ役であり、団体のまとめ役なのだ。

 

■対照的な曹操のマネージメント

曹操はいうなれば取締役から執行役までを行うワンマン経営タイプ。
しかし、ただのワンマンではなく“役員から社員まで知見のある人物からヒアリングを行う”という行為をしている。

ヒアリング後、曹操の中で租借をして彼自身が決定を

 

■反対意見を言う部下をチームに入れる曹操

内政の荀イクと戦の郭嘉。適所のあるすばらしい軍師を部下にもつ曹操。
郭嘉の性格は激しく目上の曹操にも忌憚の無い意見をいう強者だ。
しかし曹操はその意見に耳を傾け、しっかりとヒアリングを行う。
そして自分の考えをミックスして良いと判断すれば実行にうつすのである。

 

■自分のカンを信じる曹操

曹操の経営する魏には司馬懿という男がいた。
頭はいいが、曹操としてはどうも裏がある男に見えていたようだ。

曹操は自分のカンを信じて、司馬懿を偏狭の地へ追いやっている。
会社で言うと適当な責任と作業を渡して窓際族にしたというかんじであろうか。

曹操は自分のカンにも素直だった。
自分がNOと言えばNO、白といえば白という人間なのだ。

後日談だが、曹操は跡取りの曹丕に司馬懿に対する忠告を行っている。
しかし、曹操の死後経営に苦しんだ曹丕は司馬懿を重役へ抜擢。
その後クーデターを起こされて魏は滅ぼされてしまう。
曹操の直感は正しかったのである。

 

■対照的な2人の経営者の正解は?

どちらが正解というわけではない。
しかしあまりにも両極端な二人、ブログの読者によっては大分見え方が違うと思う。

日本でいうと、劉備や諸葛亮の蜀マネージメントが人気がある。
書籍の発行部数などからの感覚値。

あくまでこの記事は御禄個人の考えです。異議もあるかと思いますが、ひとつの考えだと思って聞いてもらえればこれ幸い。
まずは三国志を現代に落とし込んで想いを馳せてみませんか?

孫呉についてはどう思っているかって?
親族経営ってやつじゃないですかね。孫呉ファミリーも読み解きたいですね!

 


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